バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 オーストラリア室内管弦楽団あれこれ

 「おめでてーな」とか言われそうだが、アタマの中ではまだオーストラリアの雲雀が鳴いている。トネッティのソロも見事だが、バックのオーケストラも素晴らしいから仕方がない。

 オーストラリア室内管弦楽団(Australian Chamber Orchestra)の演奏を初めて聴いたのは、やはりオーストラリア生まれのギタリスト、ジョン・ウィリアムス(John Christopher Williams, 1941- )がソロを弾いたシューベルト「アルペジョーネ・ソナタ」のCDにおいてであった。
Schubert & Giuliani
 このCDでは「アルペジョーネ・ソナタ」がJ.ウィリアムスと作曲家クリストファー・ガニング(Christopher Gunning)の手でギターと弦楽合奏のための協奏曲になっており、ACOのヴィブラートを抑制した響きで奏でられる冒頭のテーマが印象的だった。
 ピーター・ウィスペルウェイがソロを弾くシューマンショスタコーヴィチの「チェロ協奏曲」の伴奏もACOだ。
Schumann-Cello Concerto & Hindemith Shostakovich: Cello Concerto No.1/Kodaly: Sonata for Cello solo Op.8
 YouTubeを見ていたら、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ」を弦楽合奏用に編曲しているヴィデオを発見。気合いの入り方だけではなく、一糸乱れぬアンサンブルがものすごい。

 一方、こちらのハイドンではヴィブラートを控えめにするだけではなく、管楽器は古楽器を使っている。モダン・オーケストラで木管楽器まで古楽器というのは珍しいかも。

 ちなみに、Richard Tognettiで検索してたらこんなのを見つけた。ニール・フィンと一緒に「Last to Know」を演奏するトネッティ。