バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

アーノンクール

アーノンクールが奏でるJ.S.バッハ「管弦楽組曲第1番ハ長調」

12月6日はニコラウス・アーノンクールの誕生日だ。1929年生まれだから今年85歳。公式サイトを見るとコンサートの回数がずいぶんと減ってきているが、来年はコンツェントゥスとベートーヴェンの「運命」や「ミサ・ソレムニス」をやるようだ。ここのところ、年…

 クラウディオ・アバドとマーラー室内管弦楽団によるベートーヴェンの響き

ここ数日、クラウディオ・アバド(Claudio Abbado, 1933-2014)のヴィデオをYouTubeで観ている。その中でマーラー室内管弦楽団(Mahler Chamber Orchestra)と演奏したベートーヴェン「交響曲第2番 ニ長調 Op.36」が興味深かったのでメモ。 Beethoven Sympho…

 アーノンクール、アムステルダムでの最後の演奏会

2013年10月25日と27日、ニコラウス・アーノンクールはアムステルダムでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とブルックナー「交響曲第5番」を演奏した。コンセルトヘボウのFacebookページによると、これは彼にとってアムステルダム最後のコンサートとなるらし…

 シューベルト「交響曲第5番」

グレン・グールドのドキュメンタリー映画で、アントン・ウェーベルン門下の作曲家と対話する場面がある。インタビュアーである作曲家は「ウェーベルンはシャイは人物で、音楽もシャイだった」と言うが、それを聞いたグールドは「これがシャイな音楽だって?…

 ラモー「カストルとポルックス」

どういう星の巡り合わせか知らないけど、偉いさんたちの会合に出る羽目になり、午後丸の内へ。雨が降る前に無事終了したのはラッキーだったかも。なんせ、一張羅のスーツを着ていたわけで。 丸の内というのは、いくつかの時代のスタイルが混在する街になって…

 アーノンクール指揮RCOのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」 (2012.05.02追記)

昨日、オランダ「ラジオ 4」のアーカイブズにニコラウス・アーノンクールのコンサートが「3回分」と書いたが、今日見たらひとつ増えてた。なんとそれがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス Op.123」だったのでびっくり…

 モダン・オーケストラで聴くC.P.E.バッハ「シンフォニー Wq183」の響き

オランダ「ラジオ 4」のアーカイブズでニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt, 1929- )の演奏を発見。コンセルトヘボウ管弦楽団とのコンサートが3回分で、その中に今から30年前、1982年3月26日に演奏されたカール・フィリップ・エマヌエル・バ…

 ヘレンダール雑感

ニコラウス・アーノンクールがハーグ・レジデンティ管弦楽団を指揮したヘレンダール「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲)ト短調 作品3-1」の演奏は荒削りだが、この作品の悲劇的な側面が強く胸に迫り来る。絶望的とも感じられる終楽章のメヌエットととも…

 モーツァルト「交響曲第39番」「交響曲第40番」

昨日のエントリーを補うものとして。 モーツァルト「交響曲第41番〈ジュピター〉」 - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20120221/1329753782 ムジークフェラインにおけるモーツァルト没後200年記念演奏会(1991年12月5日)から、ニコラ…

 モーツァルト「交響曲第41番〈ジュピター〉」

YouTubeを見ていたらニコラウス・アーノンクールがヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したモーツァルトのジュピターがあった。コンミスは鉄壁のブランケスティン嬢。このビデオがいつまで残っているかわからないので、とりあえずメモ。 W. A. Mozart - Symphony N…

 パーヴォ・ベルグルンド追悼

今年に入ってまだ30日も経ってないというのに、クラシック界の有名人が何人も鬼籍に入っている。林光、ワイセンベルク、別宮貞雄、レオンハルト。そして1929年生まれのフィンランドの指揮者、パーヴォ・ベルグルンド(Paavo Allan Engelbert Berglund)も亡…

 モーツァルトのレクイエム展(武蔵野市民文化会館)

裏道をぷらぷら歩くのが好きだ。だから、JR三鷹駅から武蔵野市民文化会館へ向かう際に、最初から表通りではなく裏通りを歩けばよかったのだ。道に迷いそうになったじゃないか、わははー(笑 こないだの日曜日、くにたちバロックアンサンブルの練習の帰りに、…

 アーノンクールが指揮するスメタナ「わが祖国」 - その2

先月、アーノンクールがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)を指揮したスメタナ「わが祖国」のビデオについて書きましたが、今度は、YouTubeにヨーロッパ室内管弦楽(COE)との演奏がアップされているを発見しました。 YouTube - Smetana, Die Moldau…

 アーノンクールが指揮するスメタナ「わが祖国」のDVD

こんな日がくるとは思いませんでした。 昨年のシュティリアルテ音楽祭では、2010年6月25日から27日にかけてグラーツの Helmut-List-Halle でニコラウス・アーノンクールがヨーロッパ室内管弦楽団を指揮してスメタナ作曲「わが祖国」全曲を演奏するコンサート…

 アーノンクールとCMW 2010 - その3 (2010年11月2、3日 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル)

ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt, 1929- )とコンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)の「最後の来日公演」、その5日目と6日目のコンサートに行ってきました。 モーツァルト/「ポストホルン・セレナード」「ハフナー交響曲…

 アーノンクールとCMW 2010 - その2 (2010年10月29、30日 サントリーホール)

ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt, 1929- )とコンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)の「最後の来日公演」、その3日目と4日目のコンサートに行ってきました。 ハイドン/オラトリオ「天地創造(Die Schöpfung)」Hob. XXI:…

 アーノンクールとCMW 2010 - その1 (2010年10月24日 NHKホール)

ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt, 1929- )とコンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)の「最後の来日公演」、その初日に行ってきました。 J.S.バッハ/ミサ曲 ロ短調2010年10月24日(日) NHKホール(NHK音楽祭2010)http:/…

 くにたちバロックアンサンブルの演奏を形づくる3冊

「カーリル」というサービスをご存じでしょうか?図書館を横断的に検索して、本を探したり、貸出予約ができたりするサイトです。 カーリルhttp://calil.jp/ 先日カーリルに書籍を紹介する「レシピ」という機能が追加されたので、こんなレシピを作成してみま…

 アーノンクールの2010年来日情報メモ 【追記あり】

2006年に引き続き、2010年10月から11月にかけて3度目の来日が予定されているニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt, 1929- )の情報を見つけたのでメモ。 2010年10月21日 - 10月30日 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス オーケストラ:ウィー…

 アーノンクールとベルリン・フィル

ひとつ前のエントリーではコープマンがベルリン・フィルを指揮した際のオーケストラについて見てみましたが、2009年3月にニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)がベルリン・フィルとハイドンのオペラ「騎士オルランド」を演奏した際にはどうだ…

 くにたちバロックアンサンブル、ノン・ヴィブラートの源流

くにたちバロックアンサンブルはバロック音楽を専門とする弦楽アンサンブルですが、原則としてヴィブラートをかけません。それはなぜかというと、ヴィブラートをかけると長い音の後ろの方がテヌートになる傾向があり、次のフレーズとつながってしまうからで…

 21世紀のオーケストラとモーツァルト

今から19年前の1991年、モーツァルト没後200年の記念の年に、老舗の楽譜屋さん「アカデミア・ミュージック」の情報誌『アカデミア・ニュース』に一文を寄稿させて頂きました。 当たり前の話ではありますが、当時何らかの反響があったわけではありません。で…