バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 ヘレンダール雑感

ニコラウス・アーノンクールがハーグ・レジデンティ管弦楽団を指揮したヘレンダール「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲)ト短調 作品3-1」の演奏は荒削りだが、この作品の悲劇的な側面が強く胸に迫り来る。絶望的とも感じられる終楽章のメヌエットととも…

 ヘレンダール「グランド・コンチェルト 作品3」の手書きスコアを発見

「いずみ春の祭典」も間近に迫ってきて、くにバロの練習も明日と、演奏会当日(2012年3月4日)の直前を残すのみとなった。ヘレンダール(Pieter Hellendaal, 1721-1799)のスコアとパート譜をさらい直している最中に、「IMSLP」で作品3のスコアとパート譜を…

 ヘンデルさんとムファットさん

もう昨日のことになってしまったが、2月23日というのはジョージ・フレデリック・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759)の誕生日。ハッピー・バースディ、ヘンデル! GEORG FRIEDRICH HANDEL - BIOGRAPHIC DETAILS: HALLEhttp://www.haendel.haendel…

 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ - ふたたび

前回エルレバッハのエントリーに埋め込んだYouTubeの演奏がよさそうだったので、「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」全6曲を収録したCDを取り寄せてみた。 Linn Records - Erlebach VI Sonatehttp://www.linnrecords.com/record…

 モーツァルト「交響曲第39番」「交響曲第40番」

昨日のエントリーを補うものとして。 モーツァルト「交響曲第41番〈ジュピター〉」 - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20120221/1329753782 ムジークフェラインにおけるモーツァルト没後200年記念演奏会(1991年12月5日)から、ニコラ…

 モーツァルト「交響曲第41番〈ジュピター〉」

YouTubeを見ていたらニコラウス・アーノンクールがヨーロッパ室内管弦楽団を指揮したモーツァルトのジュピターがあった。コンミスは鉄壁のブランケスティン嬢。このビデオがいつまで残っているかわからないので、とりあえずメモ。 W. A. Mozart - Symphony N…

 くにバロ新年会 in 国立

早いもので2012年もすでに50日近くが過ぎてしまっているとか、そういうことは言いっこなし。今日は国立市の手作りソーセージのお店ノイフランクで、くにたちバロックアンサンブルの新年会。ただ今ベルギービール・フェア絶賛開催中ということもあり、香り高…

 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ「シャコンヌ」

メトの「魔法の島」で使われたのは、ほとんどが18世紀の作品だったな。一般的に17世紀に活躍したバロックの作曲家というと、リュリとかコレッリとかいうことになるんだろうが、個人的にはゲオルク・ムファット(Georg Muffat, 1653-1704)とフィリップ・ハイ…

 ヘンデル、ヴィヴァルディ、ラモーらの音楽によるパスティーシュ「エンチャンテッド・アイランド 魔法の島」

感動した!何に?バロック音楽が根源的に持っている力強い生命力に。幕間のインタビューにもあったが、「パスティーシュ」つまり寄せ集めとなったことによってオペラ作品としての焦点がぼやけるどころか、より奥深い世界が繰り広げられていてびっくり。それ…

 サン=サーンス「バソン・ソナタ」

ファゴットとバソン。一般的に言うと、ドイツ式の楽器がファゴット(Fagott)、フランス式の楽器がバソン(basson)である。バロック・ファゴットに近いのはバソンの方だと言われている。ニコラウス・アーノンクールはバロック・ファゴットを「リードのつい…

 ドビュッシー「パゴダ(塔)」(グレインジャー編曲)

最近、昼飯の時間がだんだんと少なくなっているような気がする。居残り当番とか、次の予定があったりとかで、慌てて5分くらいで適当に弁当喰って「お先にー」とか言って立ち去ることが多い、みたいな。 こんな調子だから、1時間くらい経つと「睡魔」が鬼のよ…

 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲) - ふたたび

前回のエントリーを読んでない方は、まずそっちからどうぞ。 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲) - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20120204/1328364477 「月の光」のオーケストラ用スコアというと、アンドレ・カプレ(And…

 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲)

ディズニーの映画「ファンタジア Fantasia」。先進的な音響技術を取り入れ1940年に公開されたオムニバス音楽映画で、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」やストラヴィンスキーの春の祭典」など8曲が、想像力豊かなアニメーションで表現されている。ミッキ…

 「本」日のメモ

職場を出てふと上の方を見たら、、、いや、それは昨日書いたじゃん。最近忘れっぽくなっていて本気でヤヴァイ。 某所の打合せで、「ハレの日」「祝祭的」「祭」「広場」というキーワードが立て続けに出てきたので、ミハイル・バフチン(Михаил Михайлович Ба…