バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 平成25年迎賓館赤坂離宮参観

 四谷にある迎賓館の一般公開があるというので行ってきた。館内の撮影はNGだが外からの撮影はOKとのことで、撮ってきた写真をFlickrにまとめてみた。

 本館と呼ばれる建物の中は素晴らしく手入れが行き届いており、壁の塗り方にもまったくムラがない。ああ、これぞ素晴らしき匠の技。見学できたのは、2階にある「彩鸞の間」「花鳥の間」「中央階段・2階大ホール」「朝日の間」「羽衣の間」。どんなところかは、下記サイトでどうぞ。

 それぞれの部屋によって、音の響き方が違っているのが面白かった。一般公開用に順路には絨毯が敷かれていたから、普段はもっと響くのだろうな。中でも壁材に木曽産のシオジ材を使っている「花鳥の間」(一般には七宝焼きの額が30面飾られていることで有名。)は、遠くにいる解説員の声が太いままよく聴こえてきたのが印象的。一方で、オーケストラ・ボックスが設置され、かつては舞踏室とも呼ばれていた「羽衣の間」では、人の声がスリムに響くのではっきりと聴こえてきた。コンサートに向いているのは、案外「花鳥の間」なのかもしれないなと思ったんだけど、そのあたりどうなんだろうか。
 ちなみに、この「花鳥の間」は一時期国会図書館の閲覧室として使われていたことがあったそうだ。へぇ。