バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 Skyの「スカイラーク」

 その昔「Sky」というバンドがあった。ギターの神様アンドレス・セゴビアをして「神が彼の上に指を置いた」と言わしめたクラシック・ギター界の貴公子、ジョン・ウィリアムスが中心となって結成されたロック・バンド。イギリスのチャートではデビュー・アルバム「Sky」が2位、セカンド・アルバム「Sky 2」は1位を獲得した。

 Skyのメンバーはクラシックの素養を持ったプレイヤーばかりで、ライヴでの実演能力の高さが評価される一方、「室内ロック」みたいな評価も受けていた。たとえばファースト・アルバムに収録されている「キャノンボール」はこんな感じ。おいらはけっこう好きだったから、来日公演にも行ったんだけどさ。

 で、その4枚目のアルバムの最後にホーギー・カーマイケルの「スカイラーク」が収録されていて、これがなかなかよろしい。ジャズっぽく伸びやかで、穏やかな様子が伝わってくる。特に1分10秒くらいのところで「さらり」と入ってくるハービー・フラワーズのベースは印象的で、ベースっぽい音色と、曲が進むにつれだんだんと自由になっていく音の動き方がたまらない。「ひとりで夜空を飛ぶとき、こんな音楽が聴こえてこなかった?」という歌詞を、思わず誰かにつぶやきたくなるような、そんな音楽。