バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 リュリあれこれ

ジャン=バティスト・リュリ
 くにたちバロックアンサンブルでは、「アルミード」のパッサカーユと「ファエトン」のシャコンヌを演奏しています。現在の所、くにバロで取り上げたフランス・バロックの作品はこの2曲だけですが、リュリの音楽にはとても気高く、そして力強い側面もあることがよくわかりました。

 先日、YouTubeウィリアム・クリスティが指揮するリュリ「テ・デウム」を見つけました。この作品をビデオで見ることができるとは思いませんでした。

 くにバロのお薦めCDコーナー「天下無敵の俺様CD」にはリュリのCDをふたつ掲載しています。そのうちのひとつ、ムジカ・アンティクワ・ケルン(R.ゲーベル指揮)には、この「テ・デウム」冒頭のサンフォニーが収録されています。

 「俺様CD」にも書いたとおり、ゲーベルの演奏を一言で言うならば「力強いリュリ」。クリスティの演奏とは全然違って聞こえてきます。

 「力強いリュリ」、この一言に尽きると思う。そして、ここでの音楽が太陽王ルイ14世を称えるためのものであるとするならば、それは正しいのだと思う。
http://homepage2.nifty.com/shige-kun/kbe/cd_c02.htm#39

 ところで、これまでにYouTubeで見たリュリのビデオの中で一番印象に残っているのはパトリック・コーエン=アケニヌ(Patrick Cohen Akenine)が指揮する「プシシェ」です。

 ビデオなので、使用している楽器・奏法、その配置などがよくわかり大変参考になりました。これこそ百聞は一見にしかずというところでしょう。