バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 メンデルスゾーン「交響曲第3番“スコットランド”」

昨年はフェリックス・メンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy, 1809-1847)の生誕200年という記念の年でした。

バイエルン州立図書館Bayerische Staatsbibliothek)は、全作品の楽譜をデジタル版として公開しました。

ここでは、楽譜をオンラインで画像として閲覧できるだけではなく、PDFでダウンロードすることも可能です。
またWikipediaにあるように、パブリック・ドメインとなった楽譜は、国際楽譜ライブラリープロジェクトのフェリックス・メンデルスゾーンのページでも公開されています。

たとえば、交響曲第3番「スコットランド」はこちら。

そしてYouTubeでは、イギリスの有名な音楽祭「プロムス」で、サー・ロジャー・ノリントン(Sir Roger Arthur Carver Norrington CBE, 1934-)がオーケストラ・オブ・ジ・エイジ・オブ・エンライトゥンメント(Orchestra of the Age of Enlightenment)を指揮した演奏を見ることができます。

もうひとつ。1842年3月3日にメンデルスゾーン自身の指揮により、この作品がライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団によって初演された後、一部が改訂され、同年6月にロンドンでも演奏されました。その改訂版の楽譜を使った演奏もYouTubeで見ることができます。こちらはリッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏。

  • Mendelssohn - Sinfonie Nr. 3 ≫Schottische≪ (1/5) Erster Satz, Teil 1 (Londoner Fassung)

私が「スコットランド」の実演に接したのは2回くらいしかありません。そのうちの1回はレオン・フライシャー(Leon Fleisher, 1928-)が新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮したもの。もう1回はニコラウス・アーノンクールNikolaus Harnoncourt, 1928-)がベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した演奏です。1993年1月8日から10日まで3日間連続で聴きに行きましたが、そこでの演奏は忘れることができない体験となりました。