バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 くにたちバロックアンサンブルの演奏を形づくる3冊

「カーリル」というサービスをご存じでしょうか?図書館を横断的に検索して、本を探したり、貸出予約ができたりするサイトです。

先日カーリルに書籍を紹介する「レシピ」という機能が追加されたので、こんなレシピを作成してみました。

私が紹介したのはバロック音楽に関する3冊です。
 

古楽とは何か―言語としての音楽  トンコープマンのバロック音楽講義  バッハ 無伴奏ヴァイオリン作品を弾く バロック奏法の視点から

ニコラウス・アーノンクールの『古楽とは何か : 言語としての音楽』(音楽之友社, 1997.07)は演奏の「原点」として、『トン・コープマンのバロック音楽講義』(音楽之友社, 2010.02)は良き参考書として、ヤープ・シュレーダーの『バッハ無伴奏ヴァイオリン作品を弾く : バロック奏法の視点から』(春秋社, 2010.01)は古楽スペシャリストによる演奏論としてご紹介させていただきました。
アーノンクールの著作は“ Musik als Klangrede : Wege zu einem neuen Musikverständnis ”の和訳で、『音楽は対話である : モンテヴェルディ、バッハ、モーツァルトを巡る考察』(アカデミア・ミュージック, 2006.11)の姉妹編となるものです。


ヤープ・シュレーダーには、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を弾いたCDもNAXOSから発売されています。
 
Sonatas & Partitas
シュレーダーの演奏はパトリック・ビスミュートの演奏とは違って「おおらかな」ものですが、この本を読むと、その意図がより明確に伝わってくるような気がします。