バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 YouTubeに聴く弦楽の響き - 弦楽四重奏によるジミ・ヘンドリックス

 ボブ・ディランの「見張塔からずっと(All Along the Watchtower)」はジミ・ヘンドリックスのカバー・バージョンが有名なんだそうですね。タートル・アイランド・クァルテットは抜群の安定感があって、それでいて自由な感じが醸し出されるところすばらしい。マーク・サマーが弾く冒頭のちょっとしたソロからして、いつもながらに伸びやかに冴えまくってますなぁ。

 クロノス・クァルテットが演奏する「パープル・ヘイズ(Purple Haze)」は、タートル・アイランド・クァルテットとは対称的に、突き詰めた厳しさが感動的。デヴィッド・ハリントンの絶壁のようなソロもさることながら、今はクロノスを離れてしまったジョーン・ジャンルナード姐さんのチェロも最高。
 そういえば、ジョーン姐さんがヘンデルのソロ・カンタータ「ああ、残念ながら本当だ」のメロディーを弾いている演奏を発見。軽くさらりと弾いているけど、語り歌のようなテイストが18世紀のメロディー・メイカーであるヘンデルにふさわしい。