バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ヘレンダールでメリー・クリスマス!

 新宿西口に行って驚いた。あのPCパーツの老舗ドスパラが、キラキラ☆した綺麗げな店をオープンさせてた。それもヨドバシカメラの手前に。かつて新宿西口は電気街秋葉原の植民地とさえ言われていて、大型店舗はいくつもあれど、アキバ主体の店が人目を惹くことはほとんどなかったように思う。かつての石丸帝国が崩壊し、旧ヤマギワが倒産する中で、秋葉原の栄光を語り継ぐような、パーツ屋独特の深い味わいのある地味な店作りはできなかったのか、と小一時間問い詰めたい。あ〜、びっくりした。
 世の中は思いっきりクリスマス・イブ。夕方の新宿駅はラブラブのカップルや、子供連れの若い家族たちであふれかえっていた。東北のあたりではどうなんだろうな。暖かい時間を過ごしていたりするんだろうか。
 で、クリスマスといえばチキンである。中野のような街にも唐揚げ屋が何軒もオープンし、ケンタッキーとともにしのぎを削っている。今年は24日が土曜日だということもあり、会社帰りのお父さんたちがケンタに列をなしている光景というのは見られなかったな。そのかわり、「熟女いますぜ」と声をかけていたあの裏通りで、唐揚げメインの飲み屋の前にあるコンビニが、フライドチキンの屋台を出しながら「チキンいかがっすか〜」と連呼しているっていう、まことにほのぼのとした光景に出くわした。この場合、食うか食われるかというのは人間サイドの問題だな。クリスマスらしい殺伐とした雰囲気がなかなかよろしい。
 閑話休題
 くにたちバロックアンサンブルでは、震災からちょうど100日目にあたる6月18日の演奏会でピーター・ヘレンダール(Pieter Hellendaal, 1721-1799)が作曲した「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲) 変ホ長調 作品3-4」を演奏した。演奏の内容は万全とは言えないが、YouTubeで公開したところ今日までに259回再生されたようだ。評価をつけてくださった方が二人、高評価と低評価が一名ずつである。ありがたいことだ。聴き返してみると音程などのささくれが目立っているが、くにバロらしい暖かくてちょっぴり人懐こい感じが伝わってくるような気がしたよ(笑
 クリスマスにふさわしいパストラールの楽章をここに。
 メリー・クリスマス。よい夢を。

  • Pastorale - Grand Concerto No.4 in E flat Major / Pieter Hellendaal - YouTube