バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲) - ふたたび

 前回のエントリーを読んでない方は、まずそっちからどうぞ。

 「月の光」のオーケストラ用スコアというと、アンドレ・カプレ(André Caplet, 1878-1925)が編曲したものが有名なのだそうだ。

 これと比較して聴くと、ストコフスキー版「月の光」が、カプレとは違う世界を想い描いているのがよくわかる。木管楽器による音色の移ろい、ミュートをつけたトランペットの奥行きのある響きとホルンの柔らかな響きの対話。フレーズが繰り返されるごとに楽器が塗り重ねられ、変化してゆく音の風景。すさまじい程カラフルで、思わずめまいがしそう。

 で、ボツになり「ファンタジア」から外された「月の光」の映像は一体どうなったのか?Wikipediaには「メイク・マイン・ミュージック」の「青いさざなみ(Blue bayou)」に転用されたようだ。で、ググったらYouTubeにあった。しかし、一体なんなのだこれわ?

 これを見てがっかりした方は、もう一度こっち↓のエントリーでボツになった「ファンタジア」の映像をご覧ください。