癒やし系な作品撰集
アイアランドやらマルティノフやらのエントリーを書いてたら、もしかして癒やし系なプレイリストも作れるんじゃないかと思った。エルレバッハ作曲「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」をもとにして、その第3ソナタの楽章間に20世紀の弦楽の作品をちりばめる、っていう感じで作ってみたけど、どうかな。
- P.H.エルレバッハ(1657-1714) 「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」第3ソナタよりアダージォ
全6曲からなるソナタから、最も愛らしい語り口の第3ソナタを。
→ 関連エントリー - P.スカルソープ(1929- ) 「リトル・セレナード」
おなじみオーストラリアの作曲家スカルソープの弦楽四重奏のための小品。
→ 関連エントリー - G.フィンジ(1901-1956) 「5つのバガテル」からロマンス
クラリネットとピアノのための作品を、ローレンス・アシュモアが弦楽合奏と独奏クラリネット用に編曲したバージョンで。 - P.H.エルレバッハ 「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」第3ソナタよりアルマンド
アダージォに続く第2曲。ヴァイオリンとガンバが奏でる響きの中にある視線は常に柔らかい。
→ 関連エントリー - A.ペルト(1935- ) 「スンマ」
1977年に作曲した無伴奏合唱曲に手を加え、1991年に弦楽合奏曲としたもの。少し伏し目がちで冷たい感じがするかもしれないけど、思いやりに満ちている作品。 - J.アイアランド(1879-1962) 「Elegiac Meditation」
1958年に作曲されたオルガン曲「Meditation on John Keble’s Rogationtide Hymn」をジェフリー・ブッシュが弦楽合奏用に編曲したもの。くわしくはこちらのサイトに。 - P.H.エルレバッハ 「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」第3ソナタよりクーラント
第3ソナタの第3曲。
→ 関連エントリー - 武満徹(1930-1996)「チェロと弦楽オーケストラのための〈シーン〉」
1959年の知られざる名曲は、マリオ・ブルネロの演奏がステキだと思うんだけど。
→ 関連エントリー
- P.スカルソープ 「マラノア・ララバイ」
この作品がでてくるのは2回目。おなじみのアレ。
→ 関連エントリー - J.アイアランド 「ダウンランド組曲」よりメヌエット
最初から弦楽合奏のための作品かと思ってしまうくらいよく馴染んでるのが、イギリスの作品らしくて大変よろしい。
→ 関連エントリー - P.H.エルレバッハ 「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」第3ソナタよりサラバンド
時のかなたから響いてくるゆったりとしたサラバンド。
→ 関連エントリー - W.ウォルトン(1902-1983)「彼女の柔らかな唇に触れて別れなん」
少しでも触れてしまうと、どこか遠くへ消えてしまいそうな時のうつろい。
→ 関連エントリー - V.マルティノフ 「The Beatitudes」
どんなに困難な状況にあったとしても、明日という日を明るく照らす。
→ 関連エントリー - P.H.エルレバッハ 「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」第3ソナタよりシャコンヌとフィナーレ
穏やかなシャコンヌの後で、第1曲のフレーズがこだまして曲を閉じる。
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