バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ごーるでんな週間に身の回りで起きている出来事

 4月29日から連休狭間の5月2日にかけて、バラバラに1件ずつ発注していたCDが連続して送られてきた。総計89枚。うち85枚はボックス・セットのアレだから、件数としては5件。というわけでGW後半は忙しい毎日。
 

ジェラルド・フィンジ「合唱曲集」 - フィンジ・シンガーズ

Choral Works
 職場の同僚でフィンジの合唱曲を歌う人がいて、スコアを見せてもらったらポリフォニックでいかにもフィンジっぽい感じだった。CDの最後におさめられた「Lo, the full, final sacrifice Op.26」で、「アーメン」の歌詞を持つ終結部がこれ以上ないほど心穏やかに響いていたのが印象的。

ウィリアム・ウォルトン「ヘンリー五世の音楽」(クリストファー・パルマー編)

Henry V: Music From the Olivier Films
 ワンコイン・ビデオの音楽をちゃんと聴いてみたかったのでの入手。曲順を入れ替え、オーケストラと合唱、そして語り手のためのシンフォニックな作品に仕立て上げられていた。おまけとして、ウォルトンが「ヘンリー五世」の音楽を作曲する際に引用した曲の中から、「アトキンスのエール」など3曲が収録されている。

フレデリック・ディーリアス「歌曲集 第1巻」 - マーティン・ストーン(Bar)

Complete Delius Songbook Vol. 1
 フィンジが作曲したことで有名(笑)な「恋する男とその恋人 It was a lover and his lass」を、別の作曲家で聴いてみたいと思い入手。ディーリアスでは「4つの古いイングランドの詩 Four old English lyrics」の中の1曲となっている。フィンジとは違って3番目のヴァースが省略され、各ヴァースの最後に「ヘイ、ノニノ」が繰り返される。若者たちの幸せな姿を祝福するというよりは、どちらかというとシニカルな表情を持って語られているのがディーリアスらしい。彼の歌曲を初めて聴いたが、他の作品も味わい深い内容であるように思う。
 

カール・シュトラウベ編曲による、ドイツ・バロック・オルガン作品集 - アンドレアス・ジーリング(org)

Alte Mietser- Organ Works By Bach
 ベルリンのオルガニスト、カール・シュトラウベ(Karl Straube, 1873-1950)は、17-18世紀の鍵盤作品をクレッシェンド・ペダルの付いたロマンティック・オルガンで効果を発揮するようにアレンジし、1904年に「Alte Meister : eine Sammlung deutscher Orgelkompositionen aus dem XVII und XVIII Jahrhundert fur den praktischen Gebrauch」というタイトルで楽譜を刊行した。このCDでは、ムファットやブクステフーデたちの作品を、そのシュトラウベのエディションによって演奏している。冒頭から、ムファット「パッサカリア ニ短調」がダイナミックな姿に大変身。どんな楽譜かと思いGoogle先生に探してもらったら、ロチェスター大学イーストマン音楽学校のデジタル・ライブラリーにPDFで公開されてることがわかった。

アルトゥーロ・トスカニーニ コンプリートRCAコレクション

Toscanini Collection
 話題の84CD+1DVDボックス。1枚目の初っぱなに収録されているベートーヴェンの「英雄」が、1949年に録音された演奏ではなく、Disc29に収録されている1953年のものと同音源だったらしく、今、別の意味で話題になってる。なんだそれ、ぎゃふん!
2012.05.16追記:
上記のミスを修正したセットがアマゾンから出荷されるようですなぁ。

2012.06.15追記:
良品との交換に関するアナウンスが出ました。2012年6月22日より発送開始、受付締切は2012年10月末日。申し込み方法など、詳細は下記ページにて。