バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 静かな街

 冷たい空気に高い空。このところ、夜に空を見上げると星がきらめいているのがよく見える。冷たい空気に支配された街はどことなく静かだ。雪が降っているわけではないが、音の振動がどこかに吸収されているような気配。人通りの少なくなった中野の裏通りを歩いていると、網タイツでバニーの格好をした若いおねいさんが「キャバクラどうですか〜」とか言ってる。若いって素晴らしい。「お前、同じ格好して立ってろ」とか言われたら30秒だって無理。寒いし。いや、そういう問題かっ?
 コンビニの向かいにあった飲み屋は、もう唐揚げの店頭販売をやめてしまった。今年のクリスマスには殺伐とした客の奪い合いは見られないんだろうな。残念。もうひとつ奥の裏通りに行ってみると、タバコ屋の横で毛糸の帽子をかぶったおねいさんがタバコをスパスパ吸っている。その横を通り過ぎながら、近所で開業したての立ち飲みフレンチ屋を見ると、カウンターの奥の方でコートを着たままの女性がお一人様でなんか飲んでる。そっか、調理場の近くだと暖かいんだな。
 冷たい空気に高い空。空を見上げると星がきらめいているのがよく見える。冷たい空気に支配された街はどことなく静かだ。あ〜、早く帰って布団かぶって寝ちゃお。