ガーディナーとORRによるドビュッシー「ペレアスとメリザンド」
ずっと探し続け、ようやく出会った。ジョン・エリオット・ガーディナー(John Eliot Gardiner, 1943- )がオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック(Orchestre Révolutionnaire et Romantique)を指揮したドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」。2012年7月15日、ロイヤル・アルバートホールでの演奏。
- BBC - Proms - Prom 3 Debussy - Pelleas et Melisande 2012
http://www.bbc.co.uk/proms/whats-on/2012/july-15/14189
- PELLEAS ET MELISANDE ROYAL ALBERT HALL, 15 JUILLET2012 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=vjSgBmEML9k
プロムスでの公演だが、写真を見るとセミ・ステージ上演だったようだな。
Source: theartsdesk.com via Toru on Pinterest
ガーディナーとORRは、2010年にパリのオペラ・コミック座で舞台上演を行っていて、YouTubeでその時の様子を少しだけ眺めることができる。
- Pelleas et Melisande a l'Opera Comique_repetitions - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=eMMSgBk2Wfk
古楽器オケであるORRの響きは決して重厚ではなく、しっとりと濡れているわけでもなく、少し乾いていてカサカサと明るい。そのオーケストラの「声のきめ」に言葉が乗って、音楽のそこかしこに細やかな煌めきが存在している。ああ、こんなのが聴きたかったんじゃないのか。そんな気がしている。