ベルリン・フィル、2013/2014シーズンのプログラムを発表
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来シーズンのプログラムが発表になった、というので見に行ってきたんですよ。そしたら、なんか魅力的なコンサート満載で腰が抜けそうになった。これなら、すぐにでもベルリンに引っ越してもいいな(笑
- Berliner Philharmoniker: Calendar 2013/2014
http://www.berliner-philharmoniker.de/en/konzerte/calendar/from/2013-08/
オープニング・コンサート(8/23)はサイモン・ラトルの指揮でモーツァルト3大交響曲。9月に入るとフィルハーモニーではルトスワフスキが連続して取り上げられる。ラトルが交響曲第2番、アラン・ギルバートの指揮で交響曲第4番。その合間をぬってサロネンとフィルハーモニアが「眠りの空間」と交響曲第3番、バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンが「ミ・パルティ」。
9月はその他にもペンデレツキ「ルカ受難曲」(A.ヴィト指揮)、マーラー「交響曲第10番」(ハーディング指揮)など。いくつ身体があっても足りなさそう。
そして驚いたことに、10月のアタマには今は亡きムジカ・アンティクァ・ケルンのリーダーだったラインハルト・ゲーベルが初登場。曲目はルベル「四大元素」、モーツァルト「4つのオーケストラのためのノットルノ ニ長調K.286」、それからカンナビヒとヨハン・クリスティアン・バッハ。ものすごくゲーベルらしいプログラム。10月はこのほかにもラトルが「マタイ受難曲」とか「グレの歌」とかヘビー級の合唱作品なんかを指揮する。
で、途中はとばして12月にニコラウス・アーノンクール登場。ばんざい。曲目はシューマン「ファウストの情景から」(2013.12.12追記:アーノンクールはキャンセルとなり、指揮者はハーディングとなった)。翌2014年2月末から3月にかけてラトル指揮のJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」。もちろん、この他にもいろいろ。
ゲーベルのプログラムだが、やはりジャン=フェリ・ルベル(Jean-Féry Rebel, 1666-1747)の「四大元素」に注目だろうか。鉄壁の合奏能力を誇るベルリン・フィルと共に、どんな演奏が繰り広げられるか期待が高まる。
- Rebel -〈Les Elemens〉1737 / 1. Le Cahos (Reinhard Goebel / Musica Antiqua Koln) - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=dnlaCenlNHk
- Jean-Fery Rebel, Chaconne-Le feu, Gellee-Mauperche-Dughet - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=elNF9nzkgwE
個人的にはルベルの後には(前でもいいけど)リュリをやってもらいたかったな。あ、「ベルリン・フィルとシャコンヌ・アルバム再現」というのでもよかったかも!なんちて。
- Jean-Baptiste Lully - Armide, LWV 71, Passacaglia - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rzCXBI57Kyo