バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ベンジャミン・ブリテンいろいろ

 今年(2013年)が生誕100年となるベンジャミン・ブリテン(Benjamin Britten, 1913-1976)。オールドバラ音楽祭では、彼の代表作であるオペラ「ピーター・グライムズ」をスネイプ・モールティングス・コンサート・ホールで演奏(「ピーター・グライムズ・イン・コンサート Peter Grimes in Concert」)した10日後に、海辺に設営した舞台でも上演(「グライムズ・オン・ザ・ビーチ Grimes on the Beach」)するなど、母国ならではの催しがいろいろ。

 んで、「ピーター・グライムズ・イン・コンサート」のライヴCDを聴く機会を得た。ありがたし。

 ライヴ・レコーディングから2週間もたたないうちに発売された超特急CD。スネイプ・モールティングス・コンサート・ホールでの演奏は、研ぎ澄まされたナイフを首元に突きつけられるような冷徹なものではなく、登場人物の体温を感じるような近しさと、それ故の生々しさを懐に隠し持っているかのようであった。

 デッカからは、CD65枚組からなるブリテン・コンプリート・ボックスが発売。デッカのウェブサイトにトラックごとの収録曲一覧があって、その分量に圧倒される。

 とはいえ、そんなボックスを置いておくスペースもないから、その中にも収録されているケント・ナガノが指揮するブリテン・アルバムを単品で発注。お目当ては、もちろん「ふたつの肖像 Two Portraits」。
Britten: Double Concerto, Young Apollo, Sinfonietta / Nagano, Bashmet, Kremer, et al
 そうこうしているうちに、ブリテンの誕生日(11月22日)に行われるジャン=ギアン・ケラス「無伴奏チェロリサイタル」のチケット発売。このコンサートは、ブリテンの「無伴奏チェロ組曲」全3曲のほかに、「チェロ・ソナタ」まで演奏されるというスペシャルなもの。きっと当日はブリテン三昧でお腹いっぱいになるんだろうなぁ。

 というわけで、こちらからは以上です。