バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 リュリ+リュリ+リュリ

 くにたちバロックアンサンブル第11回演奏会のプログラムがだいたい決まって楽譜の準備中。リュリ、ヴィヴァルディ、ヘレンダール、パーセルというラインナップで、ヴィヴァルディとヘレンダールが合奏協奏曲、リュリとパーセルがオペラ(劇音楽)からの抜粋だ。抜粋ということは、いろんな条件を考慮しながら曲の組み合わせを考えるわけで、それが悩みとも楽しみともなっている。
 パーセルは「アーサー王」から選ぶということでよいのだけれど、リュリは特定の劇音楽からではなく、いくつかの作品から組み合わせるつもりでいる。諸事情から曲数は3曲として、最初は「プシシェ」序曲、最後は「アマディス」のシャコンヌ。これは決定。ただ2曲とも「ハ長調」で、序曲の後半とシャコンヌが4分の3拍子なので、この間に挟むのは少し違った雰囲気の曲がよいかと思っている。
 昨日の練習では、「アルミード」の有名なパッサカーユ(ト短調、4分の3)と「ロラン」のエール(ハ長調、2分の2)を試演してみたが、どうも収まりが悪い。パッサカーユを入れると3拍子ばかりだし、ハ長調のエールを入れるならパッサカーユとセットになるので曲数オーバー。う〜む。
 そこで、今日考えたのがこちら。間に挟むのはイ短調2分の2拍子のパヴァーヌ

 太鼓や管楽器抜きで演奏したとしても、インパクトのある曲なので、快活なアレグロと穏やかなパッサカーユの両方を引き立ててくれるのではないかな。問題は楽譜だが、短い曲だから、フランス国立図書館電子図書館ガリカ」で公開されているスコアから筆写すればいいや。

 というわけで、こちらからは以上です。