クロノス・クァルテット2題
ポール・マッカートニーが9日に来日したらしい。そんなこととはつゆ知らずにYouTube見ていたら、クロノス・クァルテットがポールと共演しているヴィデオを発見。“Outside Lands Music and Arts Festival”における2013年8月9日の一コマ。
- Paul McCartney and Kronos Quartet, "Yesterday" - Outside Lands 2013 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=UK2cvkoUk1U
この日、クロノスは「ザ・ナショナル」というバンドのコンサートに出演しており、その後に行われたポールのステージでは、アンコールでの共演となったようだ。
- Kronos Quartet Performs with Paul McCartney, The National at Outside Lands Festival | Nonesuch Records
http://www.nonesuch.com/journal/kronos-quartet-performs-paul-mccartney-national-outside-lands-2013-08-12
弦楽器のアレンジは、ごく普通にバックでハーモニーを埋めるようなものだが、音楽の作り方が「イェスタディ」のスタイルによくマッチしていてなかなかよろしい。ヴィヴラートのかけ方や音色だっていろいろあるだろうに、よくこんなにも的確な伴奏ができるものだな、とつくづく感心する。
で、その他にも新しいヴィデオがないかと思って検索していたら、スウェーデン民謡「Tusen Tankar (A Thousand Thoughts)」のライヴ音源とかいうのを発見。この曲は、2年前に「重なり合う時間」として紹介したもの。
- Kronos Quartet - Tusen Tankar (A Thousand Thoughts) - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zyRCkO1o6hY
この曲はとても気に入っていて、クロノスが演奏したCDはないかと探していたのだが、彼らのアルバムの中ではなく、映画“Death & the Civil War”のサウンドトラック盤に収録されていることがわかった。もちろん即発注。
- Death and the Civil War (2012) Soundtrack
http://www.soundtrack.net/albums/database/?id=8197
「イェスタディ」とはまったく違う音響世界。そして、「どちらが」ということではなく「どちらも」きちんと成立させているところにちょっとびっくり。
さて、パーセルの楽譜に戻るとするか。