バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ガット弦に関するちょっとしたメモ

 先日、北ドイツ放送交響楽団NDR Sinfonieorchester Hamburg)が首席指揮者トーマス・ヘンゲルブロック(Thomas Hengelbrock, 1958- )とともにモーツァルトの3大シンフォニー(第39,40,41番)を演奏した。

 演奏に際し、当初、弦楽器はガット弦とバロックあるいは古典派時代の弓で演奏する予定だったそうで、団員の方がその興味深い試みの一端をTwitterで披露されていた。そこには大変有益な内容が含まれていたので、今後の参考のためにまとめさせていただきました。くにたちバロックアンサンブルのメンバーは必読です。

 「素晴らしいなぁ」と思ったのは、弦と弓を換えるにあたって、古楽器スペシャリスト、ミドリ・ザイラー女史によるワークショップが開催されたこと。リハーサルの途中で「あまり良い響きでないしヴァイオリンが聴こえにくい」という指摘があり、今回は残念ながら「ガット弦使用はボツに」なったようだが、回数を重ねるうちに解決策が見えてくるのではないだろうか。きっとそうであるに違いない。