バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 オリジナル楽器による「春の祭典」

 今年、初演から100年を迎えるイーゴリ・ストラヴィンスキーIgor Stravinsky、1882-1971)の「春の祭典」を、フランソワ=グザヴィエ・ロトと彼の古楽器オーケストラ「レ・シエクル」が演奏した。

 「あれ?」と思う瞬間もある演奏だけれど、冒頭のバソンから聴き慣れたサウンドとはちょっと違う。ホルンの席を見ると、ピストン・ホルンが何人も並んでいて壮観。ベルアップして吹いているところなどは、古楽器で演奏したヘンデル「王宮の花火」以来の衝撃とも言える。
    「春の祭典」のホルン

チューバは銀色のフレンチ・チューバだし、弦楽器もスチール弦ではなさそうなので全然違う響き。強弱などで聴き慣れているのとは違うところがあるのは、初演版の楽譜を使っているからなのだろうか?機会があったら自筆譜のファクシミリで確認してみたい。
 

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