バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 「いずみ春の祭典」のステージを前にしてあれやこれや

 次の日曜日はいよいよ「第24回いずみ春の祭典」のステージである。演奏するのはヴィヴァルディ「調和の霊感」から第2番。コンチェルティーノは2つのヴァイオリンとチェロという編成だが、コレッリのようにべったりトリオ・ソナタというわけではなく、ヴァイオリン2重奏だったり、ヴァイオリンとチェロの2重奏だったり、時にはヴァイオリンのソロ・コンチェルトのようであったり、その組みあわせは多様だ。
 「いずみ春の祭典」のステージでは、いつも通奏低音鍵盤楽器を省略して演奏しているのだけれど、アメリカに発注していたチェンバロの楽譜がようやく昨日届いた。オイレンブルクから2002年に刊行されたパート譜なのだが、ちらっと見てみたら第2楽章の最後の音がいきなり間違っててビビった。う〜む。
 さて、昨年の紅白でT.M.Revolution水樹奈々のデュエットがあり、そのアンサンブルが最高級に素晴らしく、2重唱(2重奏)の本質というのは、現在でもヴィヴァルディの時代でもそんなに変わらないんじゃないかと思った。

 「丁々発止のやりとり」というのがあるが、それは片方が表に立った時、もう片方がいかにうまくバックに回れるか、ということでもある。ここでの2人は、表に立つときにはアンサンブル全体をリードし、ウラに回ったときにはテンションを下げることなくきちっとコーラスとしての役割を果たし、お互いに曲を盛り上げている。「調和の霊感」におけるソロ同士のやりとりがこんな感じになったら、最高におもしろいよなぁと思いつつ、もう眠くてたまらんから今日はここまで。そういうわけで、後はよろしく。おやすみなさい。