バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 ヘレンダール「グランド・コンチェルト」全6曲制覇へ向けて

 くにたちバロックアンサンブルの第11回演奏会が無事終わり、少しは暇になるかと思ったら全然そんなことはなくて、6月29日から、来年の演奏会へ向けて恒例の選曲大会が始まった。第1回目の選曲大会では、ヘンデルやらジェミニアーニやらを試奏してみたが、ヘレンダールの6曲からなる「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲)」のうち、まだ演奏したことのない「ニ短調 作品3-2」が次回の演奏曲目に決定した。
 このニ短調のコンチェルトは、6曲の中で一番短く12分くらいの作品。短いから簡単かというと、全然そんなことはなくて、コンパクトなサイズの中に劇的とも言える要素が詰め込まれている。今、楽譜の準備をしている最中だが、例によってフレーズをどうとるか、アーティキュレーションをどう付けるか、リズムは楽譜通りにするのか等々を楽譜に書き込む準備をしている。
 第11回演奏会でお客様に書いて頂いたアンケートを見ると、三鷹におけるヘレンダールの認知度は確実に上がっており、中には「ヘレンダールは貴コンサートで初めて知り、CDを買いました」と書いて下さった方もいらっしゃる。余り知られていない作品を演奏して、「良い曲ですね」と言っていただけるのは本当にうれしい。

 さて、パート譜に小節番号も振らなければならないし、次の練習に間に合うかどうかちょっと微妙だけど、もう少しがんばろうか。