バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

 すちゃらかルーヴァン道中記(その3)

 ルーヴァンの最終日、9月21日。まさかの雨。正確には、朝飯を食べ終わったときにはやんでいたのだが、チェックアウトする8時40分頃には遠慮無しにザバザバと降っている。駅まで歩くと20分くらいかかるので、バスに乗ろうとバス停まで行くと、電光掲示板にルーヴァン駅行きのバスは8時55分とある。ブリュッセル国際空港行きの列車がルーヴァン駅のプラットホーム「A」に入線するのは8時58分、出発は9時7分だから、ほとんどギリギリという感じ。
 悩んだ末に、ザバザバの雨の中をスーツケース大小ひとつずつを転がしながら歩くことにした。傘は持っているが、両手に荷物なので差すわけにもいかず、当然ずぶ濡れ。雨合羽というのは、こういう時のために必要なんだな。
 で、服も荷物もびしょびしょになりながら駅に着くと、プラットホーム「A」というのがわからない。ええい、今止まってる一番向こうの列車だろうと行ってみたら、出発時間も行き先も違う。近くにいる人に聞いたら、親切にも「一番手前のホームを先の方に歩いたところにあるよ」と教えてくれた。ありがたし。そこから荷物を引きずりながら移動すると、目の前で空港行きの列車がホームから出発して遠ざかって行くではないか。あらま。。。
 というわけで、1時間に1本という空港行きの列車を逃し、ずぶ濡れの身体を風で乾かしながら、次の列車を待ったのであるよ。飛行機には間に合ったし、風邪を引かなかったからよかったけど、海外出張はいつもこんな調子で、土壇場に土産話がひとつ増えるんだな。
 
10:07発の列車を示す案内板