バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

イギリスの音楽

 エルガー「交響曲第2番」 - その2

テルデックやエラートを傘下に持つワーナー・ミュージックの音源が聴けるようになったというので、生まれ変わった気持ちになって、定額制のオンライン音楽配信サービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」(NML)に登録してみた。やはり、6万枚以上のC…

 エルガー「交響曲第2番」

というわけで、2つ前のエントリーに引き続いて、エドワード・エルガー(Sir Edward William Elgar, 1857-1934)の「交響曲第2番 変ホ長調 作品63」。 Symphony No.2, Op.63 (Elgar, Edward) - IMSLP/ペトルッチ楽譜ライブラリーhttp://imslp.org/wiki/Sympho…

 <速報!> くにたちバロックアンサンブル第10回演奏会の曲目が一部決定

7月1日は選曲大会の2日目。今日はヴィヴァルディの作品などを弾いてみて、前回試奏した曲と合わせ、第10回演奏会の曲目としてとりあえず下記2曲が決定したぜぃ。 ヴィヴァルディ/弦楽のための協奏曲 ハ短調 RV119 ヘレンダール/グランド・コンチェルト ヘ…

 エルガー「交響曲第1番」

エドワード・エルガー(Edward William Elgar, 1857-1934)の交響曲に関心を持ったのは、25年前にイェフディ・メニューイン(Yehudi Menuhin, 1916-1999)が新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮した第148回定期演奏会(1987年3月12日、東京文化会館)で第1…

 くにたちバロックアンサンブル第9回演奏会 - YouTubeでヘレンダールとテレマンのビデオを公開

くにバロ第9回演奏会のビデオをいただいたので、YouTubeにアップしてみた。まずは、ピーター・ヘレンダール「グランド・コンチェルト ト短調 作品3-1」から第1楽章。 Ouverture - Grand Concerto No.1 in g minor / Pieter Hellendaal - YouTubehttp://www.y…

 ヨー・ヨー・マが奏でるフィンジ「チェロ協奏曲」

初めてジェラルド・フィンジ(Gerald Raphael Finzi, 1901-1956)の作品を聴いたのが正確にいつだったか覚えていないが、どの作品の誰の演奏だったかは覚えてる。 Gerald Finzi (Soloist Yo-Yo Ma) Concerto for Cello & Orchestra, Op. 40: II. Andante Qui…

 ジョン・アイアランド「Spring Sorrow」

出口というのは、いつも何かしら小さなものであるらしい。 Spring Sorrow by John Ireland - YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=MgW7azHNh7s ジョン・アイアランドの歌曲に「Spring Sorrow」というのがあって、ジュリアン・ロイド・ウェッバーがチェロ…

 グレインジャーのアレンジによるダウランド「今こそ別れねばならぬ」

ジョン・ダウランド(John Dowland, 1563-1626)に「今こそ別れねばならぬ Now, oh now I needs must part」という曲がある。1597年に出版された「歌曲集第1巻 First booke of songs or ayres」の第6曲。「メランコリー」を身にまとった作曲家らしく、こんな…

 ごーるでんな週間に身の回りで起きている出来事

4月29日から連休狭間の5月2日にかけて、バラバラに1件ずつ発注していたCDが連続して送られてきた。総計89枚。うち85枚はボックス・セットのアレだから、件数としては5件。というわけでGW後半は忙しい毎日。 ジェラルド・フィンジ「合唱曲集」 - フィンジ・シ…

 ウィリアム・ウォルトン「弦楽合奏のための二つの小品」

今日、4月26日はウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare, 1564-1616)の洗礼日なんだそうだ。2日前のNDL「カレントアウェアネス・ポータル」には、「英国の劇作家ウィリアム・シェイクスピアの誕生日は伝統的に4月23日(死亡日と同じ)とされ、祝…

 ジェラルド・フィンジ「ピアノと弦楽のためのエクローグ」

Gerald Finzi - Eclogue for Piano and Strings Op. 10 - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=EkQbzZgwfl0 ジェラルド・フィンジ(Gerald Finzi, 1901-1956)の「ピアノと弦楽のためのエクローグ Eclogue for Piano and Strings Op. 10」を聴いてみて、…

 ヘイ・ディンガ・ディンガ・ディン

飛鳥山の桜は、めでたく八重が咲き始めた。 「明日からアイアランド禁止な」なんてうっかり書いてしまったせいか、今日(4/12)は一日中、頭の中でジェラルド・フィンジ(Gerald Finzi, 1901-1956)の「恋する男とその恋人 It was a lover and his lass」が…

 飛鳥山の桜とジョン・アイアランドの音楽

飛鳥山の桜も、11日の雨でソメイヨシノの花がずいぶんと散ってしまったのではないかな。これからは八重の出番になるわけだが、ピンクの彩りが薄まったところで、今日(12日)の朝は白っぽい花の桜が目立っていた。 「桜の花に合う音楽って誰の曲かな」と考え…

 ジェラルド・フィンジ「花輪を捧げよう」

今年の桜は思いの外ふくよかで、穏やかな表情をしているように思う。寒い時期が長かったにもかかわらず、いじけた感じがなく、心の底から春になったことを喜んでいるようだ。 ジョン・アイアランドのプレイリストを作る際に、イギリスの作曲家によるオーケス…

 ジョン・アイアランド「コンチェルティーノ・パストラール」

春眠、暁を覚えず。電車の中で居眠りしててたら、乗り過ごしそうになった。慌てて下りてエスカレーターに乗ったところで、「駆け上ったり、駆け下りたりするのは危険ですから」とかいうアナウンスが聞こえてくる。ぼーっとした頭の中で「駆け」が「禿」に変…

 癒やし系な作品撰集

アイアランドやらマルティノフやらのエントリーを書いてたら、もしかして癒やし系なプレイリストも作れるんじゃないかと思った。エルレバッハ作曲「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」をもとにして、その第3ソナタの楽章間に20世…

 ヘンデル「合奏協奏曲 ニ短調 作品6-10」

ヘンデルが作曲した「合奏協奏曲 作品6」の数ある演奏の中で、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler, 1886-1954)が第二次世界大戦中の1944年2月8日にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏したニ短調Op.6-10 HWV328 の録音は、特に印…

 パリー「交響曲第3番ハ長調 〈イングリッシュ〉」

ヒューバート・パリー(Sir Charles Hubert Hastings Parry, 1848-1918)が作曲した「交響曲第3番ハ長調」の第1楽章は佳作だと思う。どんなときでも、これを聴けば元気がでる。 Hubert Parry - Symphony No.3 in C-major "The English" (1889) - YouTubehttp…

 イギリスの弦楽合奏曲いろいろ

最近、またイギリス音楽を聴くことが多くなってる。とは言っても弦楽合奏曲ばかりだけれど。たとえばこれ。ジョン・アイアランド(John Ireland, 1879-1962)作曲「ダウンランド組曲 Downland Suite」。金管バンドのための曲を弦楽合奏に編曲したもの。 John…

 ヘレンダール雑感

ニコラウス・アーノンクールがハーグ・レジデンティ管弦楽団を指揮したヘレンダール「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲)ト短調 作品3-1」の演奏は荒削りだが、この作品の悲劇的な側面が強く胸に迫り来る。絶望的とも感じられる終楽章のメヌエットととも…

 ヘレンダール「グランド・コンチェルト 作品3」の手書きスコアを発見

「いずみ春の祭典」も間近に迫ってきて、くにバロの練習も明日と、演奏会当日(2012年3月4日)の直前を残すのみとなった。ヘレンダール(Pieter Hellendaal, 1721-1799)のスコアとパート譜をさらい直している最中に、「IMSLP」で作品3のスコアとパート譜を…

 ヘンデルさんとムファットさん

もう昨日のことになってしまったが、2月23日というのはジョージ・フレデリック・ヘンデル(George Frideric Handel, 1685-1759)の誕生日。ハッピー・バースディ、ヘンデル! GEORG FRIEDRICH HANDEL - BIOGRAPHIC DETAILS: HALLEhttp://www.haendel.haendel…

 3月のステージへ向けて、経過報告

今日(1月30日)、職場を出てふと上の方を見たら、上弦の月に木星、金星が輝いていた。冷え切った夜空は透明で、お空の向こうの方から自分の心の中まで、一本の線で繋がっているような感じがして、ちと不思議だったな。 日曜日にくにたちバロックアンサンブ…

 ケン・ラッセル「ソング・オブ・サマー Song of Summer」

今、「ソング・オブ・サマー」を観ている。ケン・ラッセル(Ken Russell, 1927-2011)が1968年に作成した白黒のテレビ・ドラマで、フランスのグレー・シュル・ロワンに暮らす晩年のフレデリック・ディーリアス(Frederick Delius, 1862-1934)を描いている。…

 3月のステージのことなど

明けましておめでとうございます。さっそくですが、毎年出演させていただいている「いずみ春の祭典」のステージが下記の通り決まりましたのでご報告させていただきます。 第22回いずみ春の祭典日時:2012年3月4日(日) No.35 19:34-19:49頃 No.33 19:01-19:16…

 ヘレンダールでメリー・クリスマス!

新宿西口に行って驚いた。あのPCパーツの老舗ドスパラが、キラキラ☆した綺麗げな店をオープンさせてた。それもヨドバシカメラの手前に。かつて新宿西口は電気街秋葉原の植民地とさえ言われていて、大型店舗はいくつもあれど、アキバ主体の店が人目を惹くこと…

 2011年の弾き納め - ヘレンダール「合奏協奏曲 ト短調 作品3-1」

来年3月のステージで、ピーター・ヘレンダールの「グランド・コンチェルト(合奏協奏曲)ト短調 作品3-1」を演奏するということもあり、昨日は10分ほどの合奏協奏曲を、2時間半びっちりとすみからすみまで練習。そして、この練習を以て、くにたちバロックア…

 メキシコへ、そしてロンドン 〜 Hey Joe

CS放送でクレージーキャッツの「クレージーメキシコ大作戦」をやっていたので途中から見る。音楽がゴージャス、そして植木等の歌のうまさを再認識。脱帽。 タイトルに「メキシコ」とあるこの映画、1968年4月の公開ということで「おや?」と思ったら、やはり…

 This Is The Kit - Two Wooden Spoons

どうでもいいけど、これはマジですごいな。たまげた。 This Is The Kit - Two Wooden Spoons - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=dthRPlmWgvU 何がすごいかって、そこに流れている時間。歌い手ケイト・ステイブルズは、歌を歌っているのではなく、彼女…

 マイケル・ナイマン「蜜蜂が踊る場所 Where the Bee Dances」

どうなんだろ、こういうの。なんか「ミニマル」っぽい、というより「おてがる」っぽい感じもするけど。 John Harle - Where The Bee Dances - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=YzCiyOud6ls とか言っちゃってるけど、実はけっこうハマってたりする。ど…