バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

バロック音楽

 パーセル「アーサー王」組曲

あ〜、さぁ〜?おーっ! 昨日の午前中は、くにバロの「選曲大会」3回目ということでヘンデル「ロドリーゴ」序曲とパーセル「アーサー王」組曲を試演。やってみるとパーセルの出来が断然良く、あえなくヘンデルは敗退。あとで考えると、パーセルの方が時代的…

 ヘンデル「ロドリーゴ」序曲

うちの職場は土曜が出勤日なので、ただ今、三連休の最終日。奈落と呼ばれるPCのとなりに机を出して、くにバロで使う楽譜の作成中なのだよ。いつものように、小節番号のついてないヘレンダールのパート譜には小節数を書き込み、フレーズの切れ目やらアーティ…

 <速報!> くにたちバロックアンサンブル第11回演奏会の曲目が一部決定

今日は七夕で、くにたちバロックアンサンブル第11回演奏会へ向けての選曲大会2日目。ヴィヴァルディを6曲弾いてみて、前回試演した曲と合わせとりあえず下記4曲が決定。 ヘレンダール/グランド・コンチェルト ニ長調 作品3-5 ヴィヴァルディ/協奏曲集「調…

 トスカニーニが奏でるジェミニアーニの響き

くにたちバロックアンサンブルの選曲大会が始まっている関係で、楽譜やらCDやらを漁っている。この頃は楽譜をネットで入手できることも多く、昨日の初見大会で試演したリュリ「プシシェ」などはスコアとパート譜をIMSPで見つけてダウンロードした。楽譜を注…

 選曲大会開始

来年の演奏会へ向けて、くにたちバロックアンサンブルの活動が再開された。まずは恒例の選曲大会からということで、本日試演してみたのはこちら。 リュリ/「プシシェ」序曲 リュリ/「アマディス」よりシャコンヌ パーセル/チャッコニー ト短調 パーセル/…

 リュリをどう演奏するか

くにたちバロックアンサンブルの反省会があった。参加者11名、そのうち男性は自分を含め3名。「ほとんど女子会ですね」とか言って楽しそうに喋ってる女子の皆様が8名。女子会なんて出たことないけど、そうだとしたら未知の世界へ足を踏み入れているんだなと…

 くにたちバロックアンサンブルとヘレンダール

あたふたとした毎日を送っていたら、いつのまにかくにバロ第10回演奏会から2週間経過。いつもなら次に演奏する曲目の目星をつけたりしているのだが、今回はその時間も取れずにいて本当にヤバい。 くにバロでは、2010年の第7回演奏会から1年に1曲のペースで、…

 ターフェルムジーク・バロック・オーケストラとプリヴァーテ・ムジケの来日公演

くにバロ第10回演奏会の会場でリハーサルの空き時間にコンサートのちらしを見ていたら、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラ(Tafelmusik Baroque Orchestra)が「風のホール」で「ガリレオ・プロジェクト」(The Galileo Project: Music of the Sph…

 くにたちバロックアンサンブル第10回演奏会を終えて

2013年5月26日(日曜日)、三鷹市芸術文化センター「風のホール」で「くにたちバロックアンサンブル第10回演奏会」を開催しました。220名ほどのお客様が聴きに来てくださったようで、この場を借りて心より御礼申し上げます。また、たくさんの方々に演奏や運…

 ムファットの1682年

「くにたちバロックアンサンブル第10回演奏会」で演奏するゲオルク・ムファット(ムッファト)(Georg Muffat, 1653-1704)「調和の捧げもの Armonico Tributo」は1682年、つまり彼が29歳の時にザルツブルクで出版された作品である。この1682年というのは、…

 日々雑感

この前までの「日々雑感」シリーズは一旦終了しました。というわけで、閑話休題。 NHK交響楽団機関誌『Philharmony』(2013年5月号)公開 くにバロ第10回演奏会の3日前、5月23日に譚盾(タン・ドゥン, Tan Dun, 1957- )の新作を聴きにNHK交響楽団の定期公演…

 ピノックとイングリッシュ・コンサートが奏でるヘレンダール「グランド・コンチェルト 変ホ長調 作品3-4」

ドイツ・グラモフォンの古楽レーベル「アルヒーフ」の記念CD“Grand Concert of Musick : English Baroque Concerti”が発売された。 このアルバムにはトレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートの演奏で、ヘンデルの陰に隠れがちなイギリス・バロッ…

 YouTubeに観るミンコフスキとガーディナーのラモー

18世紀オーケストラの最終公演を逃して以来、ブリュッヘンが指揮したラモー・アルバムばかり聴いてる。どれも充実した内容だが、特に気に入っているのは一番最初のアルバムに収録されていた「ダルダニュス Dardanus」。なぜか?もちろん、あのエレガントなシ…

 ベルリン・フィル、2013/2014シーズンのプログラムを発表

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来シーズンのプログラムが発表になった、というので見に行ってきたんですよ。そしたら、なんか魅力的なコンサート満載で腰が抜けそうになった。これなら、すぐにでもベルリンに引っ越してもいいな(笑 Berliner Philhar…

 ブリュッヘンと18世紀オーケストラが奏でるラモーの管弦楽曲

ずいぶん昔の話になるけど、音楽雑誌の記事に「フランス[・ブリュッヘン]は本当にラモーが大好き」とあったのを記憶している。18世紀オーケストラの初来日公演プログラムにもラモーが含まれていて、狂喜乱舞してたら来日中止になってしまったのはとても残念…

 18世紀オーケストラが奏でる「Herr, gib, daß ich dein Ehre」

フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen, 1934- )と18世紀オーケストラ(Orchestra of the 18th Century)の最後の来日公演が終わってしまった。結局どの公演にも行くことはできなかったが、最終日、2013年4月6日(土)の公演のアンコールのひとつとしてJ.S…

 シューマンとゴドフスキーの編曲によるバッハ「無伴奏チェロ組曲第3番」

ロベルト・シューマン(Robert Schumann, 1810-1856)がJ.S.バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685-1685)「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全6曲にピアノ伴奏を付けているのは有名でディスクも数枚出ているけど、「無伴奏チェロ組曲」全6…

 YouTubeに聴くJ.S.バッハのオーケストラ版「パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582」いろいろ

YouTubeにレオポルド・ストコフスキー(Leopold Stokowski, 1882-1977)が編曲・指揮したJ.S.バッハ「パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582」のヴィデオがアップされてた。この演奏にはリハーサルの映像もあって、ストコフスキーがどのように演奏を組み立てて…

 日々雑感

工事魔、多し。もとい、好事魔多し。こないだの日曜日にくにバロの小さなステージがあって、「よーし、今日は気合い入れまくるぞー」とか言ってたら、楽譜を入れた鞄の中で水筒からお茶があふれ出てたとか、練習会場で使うはずのスリッパを忘れて足下から冷…

 ヘレンダールとか譚盾とか

来週の日曜日、2013年3月3日に「第23回いずみ春の祭典」のステージがある。今年くにたちバロックアンサンブルで演奏するのは、ピーター・ヘレンダール(Pieter Hellendaal, 1721-1799)「グランド・コンチェルト第3番ヘ長調 作品3-3」。昨日最後の練習があり…

 ヴォーン=ウィリアムズ「音楽へのセレナード」

音楽はどんな力を持っているんだろう。ヴォーン=ウィリアムズ(Ralph Vaughan Williams, 1872-1958)の「音楽へのセレナード Serenade to Music」を聴きながらそう考えた。 Serenade to Music, Ralph Vaughan Williams - YouTubehttp://www.youtube.com/wat…

 ウィスペルウェイが弾くレーガーとバッハ

なんとか仕事にけりを付けて、開演3分前に会場に到着。そしたら東京文化会館小ホールで自分が座るはずのあたりに、ずらっとおっちゃんたちが座っているわけですよ。その列の中央にひとつだけ空いているところがあって、そこが私の席だ。どうだ、まいったか。…

 フライブルク・バロック・オーケストラと啓蒙時代管弦楽団の合体ヘンデル・コンサート

というわけで、ゴットフリート・ファン・デア・ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラ(Freiburger Barockorchester:FBO)とレイチェル・ポッジャー率いる啓蒙時代管弦楽団(Orchestra of the Age of Enlightenment:OAE)というふたつの古楽器…

 フライブルク・バロック・オーケストラのJ.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲」

さっきの地震はびっくりした。ちょうどYouTubeでゴットフリート・ファン・デア・ゴルツ(Gottfried von der Goltz, 1964- )が率いるフライブルク・バロック・オーケストラのヴィデオを見ている最中だった。曲目はJ.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲」全…

 ル・コンセール・ダストレ結成10周年記念コンサート

エマニュエル・アイム(Emmanuelle Haïm)率いる古楽器オーケストラ、ル・コンセール・ダストレ(Le Concert d'Astrée)の結成10周年記念コンサートのヴィデオを発見。2011年12月19日、テアトル・シャンゼリゼでの公演。全曲ではないようだけどナタリー・デ…

 ボブ・ジェームスが奏でるスカルラッティ - The Scarlatti Dialogues

年末のエントリーで言及したボブ・ジェームス(Bob James, 1939- )の「The Scarlatti Dialogues」がめでたく到着。1986-1987年に作成され1988年に発表されたものだから、今から四半世紀前のアルバム。 収録されているのは下記11曲。 パストラーレ ヘ長調, K…

 ボブ・ジェームスが奏でるラモーとかスカルラッティとか

昨日は仕事納め。20時くらいまで仕事して、CD屋に寄って帰宅。晩飯喰って風呂から上がったら、NHKで松田聖子がピアノ・ソロを伴奏に「あなたに逢いたくて」を歌ってる。大船渡リアスホールでのコンサートだということもあってか、思いをこめて歌っているとい…

 クライスラーが奏でるJ.S.バッハのアダージョ

東京會舘で開催されている創業90周年記念のロビー展示をちょっと覗いてきた。 創業90周年記念 ロビー展示「東京會舘の歩み」開催中 : 東京會舘ブログ 『Meet the 東京會舘』http://kaikanad.exblog.jp/18579801/→ 魚拓のキャッシュ Source: kaikanad.exblog.…

 J.サヴァールが指揮するラモーの管弦楽組曲

Source: Uploaded by user via Toru on Pinterest 昨夜は、クリスマスのイルミネーションも鮮やかな国立に行って、恒例のソーセージ・ナイト。ビールをグビグビ飲みながら、6名で焼きソーセージを45本という記録をたたき出すという濃厚な時間を過ごしたので…

 「レ・シエクル」という名のオーケストラ

テレマン(Georg Philipp Telemann, 1681-1767)「ターフェルムジーク」第1集に含まれる「序曲 ホ短調」(TWV 55:e1)のレジュイサンスを調子よくノリノリで演奏しているヴィデオ発見。これはいいぞ〜! PRESTO Telemann, Tafelmusik - Les Siecles FX ROTH …