その他の音楽
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来シーズンのプログラムが発表になった、というので見に行ってきたんですよ。そしたら、なんか魅力的なコンサート満載で腰が抜けそうになった。これなら、すぐにでもベルリンに引っ越してもいいな(笑 Berliner Philhar…
その1 : ジャズバンドと交響管弦楽のための協奏曲 毎夏サントリーホールで行われる「サマーフェスティバル」。今年のプログラムが発表になったので見てみたら、いきなりロルフ・リーバーマンの「ジャズバンドと交響管弦楽のための協奏曲」をやるらしい。や…
ここ数日「これは良さそうだぞ」と思えるCDやBDの新婦がいくつか出たのでメモ。 ブリュッヘン&18世紀オケ/メンデルスゾーン:交響曲3&4番〔ミヒンの最速クラシックCDインフォメーション - 2013年4月17日〕http://mihin.mie1.net/e448177.html 最後…
3月27日にNHK BSプレミアムで放送された作曲家譚盾(タン・ドゥン, Tan Dun, 1957- )のドキュメンタリー「涙の書」を観た。感動的だったので2回観た。NHK交響楽団の定期公演で世界初演が予定されている新作の創作過程を追うという内容だが、コンサートの「…
のど風邪ひいたかもしんない。朝起きたときから「ぼーっ」、昼過ぎに薬飲んで「ぼーーっ」。くにバロの練習が2日連続であるから、思いっきり発散して風邪を吹っ飛ばしてやるぞぉ。 さて、18世紀オーケストラのエントリーを書いてから、頭の中で「Herr, gib, …
レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein, 1918-1990)がCBSに残した録音の中に、1枚だけデンマークのオーケストラと共演したディスクがある。デンマーク王立管弦楽団(Det Kongelige Kapel)を指揮したカール・ニールセン(Carl August Nielsen, 1865-…
古楽器による演奏が特別なものでもなんでもなくなって久しいが、21世紀のモダン・オーケストラがついに新しい方向を向き始めたかもしれない。「スピラ・ミラビリス Spira mirabilis」という名のオーケストラが演奏するシューマンを聴いてそう思った。 Spira …
グレン・グールドのドキュメンタリー映画で、アントン・ウェーベルン門下の作曲家と対話する場面がある。インタビュアーである作曲家は「ウェーベルンはシャイは人物で、音楽もシャイだった」と言うが、それを聞いたグールドは「これがシャイな音楽だって?…
『幻の楽器ヴィオラ・アルタ物語』(平野真敏著)という本を読んだ。「ヴィオラ・アルタ Viola Alta」とは、ボディの長さが47cmの大型ヴィオラ。ドイツのヴィオラ奏者ヘルマン・リッター(Hermann Ritter, 1849-1926)が1876年に発表した「ヴィオラの改良種…
ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff, 1873-1943)なんてめったに聴かないんだけど、「チェロ・ソナタ ト短調 Op.19」だけは別。1901年、つまり20世紀の始まりとともに生まれ落ち、聴きようによってはピアノ協奏曲や後の交響曲第2番が描き出した世界をチェロ…
ずっと探し続け、ようやく出会った。ジョン・エリオット・ガーディナー(John Eliot Gardiner, 1943- )がオルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック(Orchestre Révolutionnaire et Romantique)を指揮したドビュッシーのオペラ「ペレアスと…
休みの日だというのに早起きして職場のブログを更新、あたふたと家を出て上演10分前くらいに会場に到着。そしたら新宿ピカデリーで自分が座るはずのあたりに、ずらっとおばちゃんたちが座っているわけですよ。その列の中にひとつだけ空いているところがあっ…
来週の日曜日、2013年3月3日に「第23回いずみ春の祭典」のステージがある。今年くにたちバロックアンサンブルで演奏するのは、ピーター・ヘレンダール(Pieter Hellendaal, 1721-1799)「グランド・コンチェルト第3番ヘ長調 作品3-3」。昨日最後の練習があり…
1年前と1日前にフレンチ・バソンの神様モーリス・アラール(Maurice Allard, 1923-2005)が演奏するサン=サーンス(Camille Saint-Saëns, 1835-1921)最晩年の作品「バソン・ソナタ ト長調 作品168」について書いた。アラールの奏する木製サックスのような…
NMLは平日の午前0時に「新着タイトル」を更新するので、日付が変わった頃合いを見計らって、どんなアルバムが追加されたのかをつらつら眺めるのが日課となっている。 先週追加された中にフランスの作曲家アンリ・トマジ(Henri Tomasi, 1901-1971)の声楽曲…
仕事の帰り、新宿駅から混雑する中央線に乗り換える。誰ともわからない人達と、通勤電車の入り口に吸い込まれる。数というのは数え方で変化するので、「多くの」と言ってしまえばそれっきりだが、「ひとり」の人間が何百人と言うこともできる。私は自分以外…
どこまでもだらだら続くことで有名なラフマニノフ「交響曲第2番 ホ短調 作品27」。YouTubeにアップされている尾高忠明氏とBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団の演奏がとても素晴らしかったのでリストにまとめてみた。 Rachmaninov - Symphony No. 2 - Otaka,…
昨年末、ネットでジャン=ギアン・ケラス(Jean-Guihen Queyras, 1967- )が演奏するブリテン「無伴奏チェロ組曲」のCDを探したら軒並み品切れ。ダメ元で新宿タワーレコードに行ったら、運良く1枚在庫が残ってた。 ケラスの演奏では、ともかく楽譜にある全て…
謹賀新年。カレンダーが1月1日であること以外、何も変わることのない休日。2013年はそんな始まり。いい感じ。 アメリカの作曲家アーロン・コープランド(Aaron Copland, 1900-1990)に「我等の町」という作品がある。ソーントン・ワイルダーの「Our Town」と…
昨日は仕事納め。20時くらいまで仕事して、CD屋に寄って帰宅。晩飯喰って風呂から上がったら、NHKで松田聖子がピアノ・ソロを伴奏に「あなたに逢いたくて」を歌ってる。大船渡リアスホールでのコンサートだということもあってか、思いをこめて歌っているとい…
まっすぐに伸びる、目の前の坂から空の向こうへ、まっすぐに伸びていく白い道。そして空にあこがれ、自らの意志で空を駆け抜けていく命。その瞬間をうたう歌声はどこまでもまっすぐに伸びるノン・ヴィブラートだ。そこに見える光景を確かめたくて、生まれて…
昨日はくにたちバロックアンサンブルの練習日だった。2012年最後の全体練習は、久しぶりにJR国立駅から歩いて5分ほどの「スタジオ光」。このスタジオは、急な坂を登り切った先にある。 Source: Uploaded by user via Toru on Pinterest これまで何年間もお世…
Witold Lutoslawski - Symphony No4 (OPRF - Salonen) - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=STq69crFq5g 明日はくにたちバロックアンサンブルの練習で、今年最後の全体合奏だというのに、こんなヴィデオを見つけて思わず見入ってしまった。ヴィトルト・…
年末も押し迫ってきて、実家では孫たちが来る準備が始まった。今年はCDを1枚ずつあげたいらしく、お姉ちゃんには吹奏楽、弟くんにはピアノのアルバムを見繕って欲しいというリクエスト。そういうジャンルは全然わからんから困ったなと思っていたら、某所で魅…
テレマン(Georg Philipp Telemann, 1681-1767)「ターフェルムジーク」第1集に含まれる「序曲 ホ短調」(TWV 55:e1)のレジュイサンスを調子よくノリノリで演奏しているヴィデオ発見。これはいいぞ〜! PRESTO Telemann, Tafelmusik - Les Siecles FX ROTH …
一昨日の夕方は、仕事で某協議会の会合に参加するためパシフィコ横浜へ。会場に着く頃にはとっぷりと日も暮れ、イルミネーションの輝きが街を煌びやかに浮き立たせていた。街のあかりがとてもきれいね、ヨ・コ・ハ・マ〜♪Source: Uploaded by user via Toru …
ヨハネス・ブラームス(Johannes Brahms, 1833-1897)が20代半ばの1850年代後半に作曲した2曲の「セレナーデ」を古楽器オーケストラで演奏したCDが出たというので早速聴いてみた。ニコラス・マッギガン(Nicholas McGegan, 1950- )が指揮するフィルハーモニ…
フランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France、略称 BnF)には貴重な音楽資料が山ほどあって、前にも書いたように、ムファット(ムッファト)「調和の捧げもの」の初版譜はBnFの電子図書館「ガリカ Gallica」で見つけた。 ムファット「調和の捧げ…
サントリーホールで開催中の展覧会が10月11日(木曜日)だけ20時まで開館しているというので観てきた。 音楽のある展覧会「ウィーンに残る、日本とヨーロッパ450年の足跡」 −ウィーン楽友協会創立200周年記念−http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/sponsor/…
ブリヂストン美術館で開催中の展覧会「ドビュッシー、音楽と美術 - 印象派と象徴派のあいだで」のチケットをいただき、クロード・ドビュッシー(Claude Debussy, 1862-1918)を取り巻く状況を垣間見ることができた。ありがたし。 ドビュッシー、音楽と美術 ―…