バシッといこうぜぃ blog

バロック音楽や弦楽合奏曲を中心にいろいろ。

その他の音楽

 オーストラリア室内管弦楽団あれこれ

「おめでてーな」とか言われそうだが、アタマの中ではまだオーストラリアの雲雀が鳴いている。トネッティのソロも見事だが、バックのオーケストラも素晴らしいから仕方がない。 ACO Homehttp://www.aco.com.au/ オーストラリア室内管弦楽団(Australian Cham…

 ブルームーンに聴く弦楽の響き

職場の調べ物で中野の図書館に行こうと、いつもとは違う南口からの道を歩いた。坂を上がって少し行くと空が広がり月が出ている。今日の月は「ブルームーン」というのだそうだ。山吹色に光輝く、8月としては2度目の満月。あれ、今月は山吹色に縁があるのかな…

 呉祖強「二泉映月」に聴く弦楽合奏の響き

「TechCrunch Japan」の記事によると、アメリカのティーンエイジャーにとってYouTubeというのは「最大の音楽ソース」なのだそうだ。へぇ。 ティーンにとってはYouTubeが最大の音楽ソース, CDやiTunesを凌ぐhttp://jp.techcrunch.com/archives/20120814youtub…

 黛敏郎「BUNRAKU」

東京国立近代美術館60周年記念イベントで「Concerto Museo / 絵と音の対話」というのがあったらしい。2ヶ月早くわかってたら行けたのに。 東京国立近代美術館60周年記念 「Concerto Museo / 絵と音の対話」http://www.momat.go.jp/Honkan/concerto_museo/ind…

 ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲の自作自演

イーゴル・ストラヴィンスキー(Igor Stravinsky、1882-1971)の、指揮者としての最高の仕事を発見。1965年にロンドンのロイヤル・フェスティバルホールでニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮した1945年版の「火の鳥」組曲。 Stravinsky: The Firebird S…

 バーンスタインが指揮するベートーヴェン「弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131」(弦楽合奏版) - その2

下記エントリーの承前。 バーンスタインが指揮するベートーヴェン「弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131」(弦楽合奏版) - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20110816/1313424588 YouTubeを観てたら演奏の全体を収録しているヴィデオを…

 デュリュフレのオルガン作品から聴こえてくるもの

ひとつ前のエントリーを分割してみた。 CDを買うか買わないか、っていうことに関する雑感 - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20120721/1342886259 ここ3-4日くらい、気がつくと頭の中でモーリス・デュリュフレ(Maurice Duruflé, 1902-…

 CDを買うか買わないか、っていうことに関する雑感

ここのところご無沙汰だったタワーレコード新宿店に行ってみた。行ってみたらワゴンセールかなんかやってて、シャンドスから出ているセシル・シャミナードのピアノ曲集に790円とかふざけた値札をつけてやがる。一瞬手にとったが、NMLで聴けるからと思って買…

 ドビュッシーのピアノ曲いろいろ

「ドビュッシー、作品とその魅力」というレクチャー・コンサートに行ってきた(2012.07.16、日経ホール)。通路側の席を空けといてくださったのに、ちゃんとした御礼も言わずに申し訳なし。あらためて感謝。 イベント情報 - 【締切】■(レクチャー&ピアノリ…

 フィリップ・グラス「サティアグラハ」ごたび

昼飯時、窓の下には2匹の犬を連れて散歩途中のおっちゃん。立ち止まって、袋から何やら取り出してむしゃむしゃ食べてる。そして、キラキラした瞳で飼い主に寄り添う犬2匹。やっぱ、犬の眼にも魅力的に映るんだろうな。 6月から月曜日が休みとなり、朝からYou…

 フィッシャー=ディースカウ追悼

ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Dietrich Fischer-Dieskau, 1925-2012)が亡くなったそうだ。心からご冥福をお祈りしたいと思う。 彼の名前を聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはりロラン・バルトの「声のきめ」というエッセイ。そして、次に思…

 Klassisk saertog - nyd musikken

「音楽ってなんだろうな」と思うことがある。音楽は何でもない時間の中に、特別な時間を作りあげる。 Flash mob in the Copenhagen Metro. Copenhagen Phil playing Peer Gynt. - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=gww9_S4PNV0 このビデオで地下鉄に乗…

 ピエール=ロラン・エマール「アフリカン・リズム」

YouTubeにアップされてるビデオに触発され、ピエール=ロラン・エマールの「アフリカン・リズム African rhythms」というアルバムを入手。 Bossobe - Aka Pygmies - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=xvKDhArxdnA クラシックのアルバムでアフリカンな…

 アーノンクール指揮RCOのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」 (2012.05.02追記)

昨日、オランダ「ラジオ 4」のアーカイブズにニコラウス・アーノンクールのコンサートが「3回分」と書いたが、今日見たらひとつ増えてた。なんとそれがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス Op.123」だったのでびっくり…

 スティーヴ・ライヒ「エレクトリック・カウンターポイント」「マレット・カルテット」

ミニマリスト、スティーヴ・ライヒ(ライク)の作品の中では、エレキ・ギターのために書かれた「エレクトリック・カウンターポイント」を最も気に入っている。ただし、ジャズ・ギタリストであるパット・メセニー(Pat Metheny, 1954- )のCDでないといけない…

 ジョン・ケージ「Four4」

2012年はジョン・ケージ(John Cage, 1912-1992)の生誕100年、没後20年の記念の年。今朝(2012.04.21)の日経文化欄に「ケージの音楽、輝き新たに 生誕100年で記念公演 : 偶然性重んじ脱西洋を意識」という記事が出ており、日本で今年行われる主なイベント…

 Geat Animal Orchestral

日本人は虫の音を左脳で聴き、西洋人は右脳で聴く、と言われている。左脳は「言語脳」なので、日本人は虫の音が耳に入ってくると、言葉と同じように処理されるから雑音として無視できないらしい。 WIRED.jpに「サウンドスケープ:音による自然学」という記事…

 癒やし系な作品撰集

アイアランドやらマルティノフやらのエントリーを書いてたら、もしかして癒やし系なプレイリストも作れるんじゃないかと思った。エルレバッハ作曲「ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ」をもとにして、その第3ソナタの楽章間に20世…

 ブリュッヘンが指揮するオランダ放送室内フィルハーモニーのコンサート

De Vrijdag van Vredenburg - Frans Bruggen met Andreas Staier (piano) - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=4oZnkYMXVP4 フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen, 1934- )がオランダ放送室内フィルハーモニーを指揮して、モーツァルト「ピアノ協奏…

 ヘンデル「合奏協奏曲 ニ短調 作品6-10」

ヘンデルが作曲した「合奏協奏曲 作品6」の数ある演奏の中で、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler, 1886-1954)が第二次世界大戦中の1944年2月8日にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と演奏したニ短調Op.6-10 HWV328 の録音は、特に印…

 リャードフのピアノ曲

最近、ウラジーミル・マルティノフやアルヴォ・ペルトなど、旧ソヴィエトの作曲家の作品を聴くことが増えている。そこへ期せずしてリャードフのお便り。感謝。ありがたし。 Liadov: Solo Piano Music - CD - CDH55309 - Anatol Liadov (1855-1914) - Hyperio…

 ウラジーミル・マルティノフ「The Beatitudes」

新しい音楽との出会いは、いつも思いがけずやってくる。先日の出会いはウラジーミル・マルティノフ(Vladimir Martynov, Владимир Мартынов, 1946- )が作曲した「The Beatitudes」。どんなに困難な状況にあったとしても、明日という日を明るく照らす、そん…

 マリオ・ブルネロ来日

今年の6月から7月にかけて、イタリアのチェリスト、マリオ・ブルネロ(Mario Brunello, 1960- )が来日するようだ。 KAJIMOTO | アーティスト | マリオ・ブルネロhttp://www.kajimotomusic.com/artists/index.php?submenu_exp=&main_content_exp=213#ja ブル…

 サン=サーンス「バソン・ソナタ」

ファゴットとバソン。一般的に言うと、ドイツ式の楽器がファゴット(Fagott)、フランス式の楽器がバソン(basson)である。バロック・ファゴットに近いのはバソンの方だと言われている。ニコラウス・アーノンクールはバロック・ファゴットを「リードのつい…

 ドビュッシー「パゴダ(塔)」(グレインジャー編曲)

最近、昼飯の時間がだんだんと少なくなっているような気がする。居残り当番とか、次の予定があったりとかで、慌てて5分くらいで適当に弁当喰って「お先にー」とか言って立ち去ることが多い、みたいな。 こんな調子だから、1時間くらい経つと「睡魔」が鬼のよ…

 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲) - ふたたび

前回のエントリーを読んでない方は、まずそっちからどうぞ。 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲) - バシッといこうぜぃ bloghttp://d.hatena.ne.jp/pomz99/20120204/1328364477 「月の光」のオーケストラ用スコアというと、アンドレ・カプレ(And…

 ドビュッシー「月の光」(ストコフスキー編曲)

ディズニーの映画「ファンタジア Fantasia」。先進的な音響技術を取り入れ1940年に公開されたオムニバス音楽映画で、バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」やストラヴィンスキーの春の祭典」など8曲が、想像力豊かなアニメーションで表現されている。ミッキ…

 パーヴォ・ベルグルンド追悼

今年に入ってまだ30日も経ってないというのに、クラシック界の有名人が何人も鬼籍に入っている。林光、ワイセンベルク、別宮貞雄、レオンハルト。そして1929年生まれのフィンランドの指揮者、パーヴォ・ベルグルンド(Paavo Allan Engelbert Berglund)も亡…

 譚盾「紙の協奏曲 Paper Concerto」

ちと予定変更、タン・ドゥン作曲「紙の協奏曲」。YouTubeにアップされてたこの動画にやられて、つい衝動的にDVDを買ってしまった。 Tan Dun - Paper Concerto - YouTubehttp://www.youtube.com/watch?v=JSdTDkAEnhw Paper Concerto for Paper Percussion and…

 アメリカ音楽撰集(ピアノ作品いろいろ編)

アメリカのピアノ曲を集めたプレイリスト。ウィリアム・ボルコムのラグをちりばめて、その間を自動ピアノ、内部奏法、プリペアード・ピアノの作品なんかで繋いでみた。トイ・ピアノのための作品を集めたマーガレット・レン・タンのCDが、どっか行っちゃって…